パーマかけた後に

◇せっかくパーマをかけたなら、ケアしないのはもったいない。

せっかくお金と時間をかけてパーマをしたのに、
その後のケア次第で“再現性”が大きく変わります。
ほんの少しの意識で、毎日のセットがぐっと楽になります。

【かけたあとのケア方法】(重要度順)

◎ 市販ボトル価格900円以下のシャンプーを使わない

→ 洗浄力が強く、髪内部の「ダメージホール」を広げてしまうため。
髪の中身がスカスカになると、パーマのカールを支える“芯”がなくなり、
ゆるくなりやすいです。

また、安価なシャンプーはアルカリ性に傾きやすく、
パーマで形成した結合が切れやすくなる傾向があります。

さらに、質の低いシリコンが残留しやすく、
次回のパーマ時に薬剤が浸透しづらくなる原因にもなります。

◎ トリートメントを必ず使う

パーマをかけると、髪内部に“空洞(ダメージホール)”ができます。
ここを補修しないままにすると、
水分を保持できず、形がつきにくく・緩みやすくなります。

トリートメントは「髪の内側を補修する唯一のケア」。
一方、コンディショナーやオイルは外側をコーティングするものです。

まずはお風呂で使う内部補修型トリートメントを優先して使いましょう。
(おすすめは https://x.gd/WhjT1 に掲載しています)

※補足:
ヘアミルクやオイルも大事ですが、補修メインではなく“保湿・保護”目的。
まずはトリートメントを買ってから、プラスαで使うのがコスパ的にも◎。

◎ プール・海・温泉・サウナを日常的に避ける

・プール、海、温泉 → 水質がアルカリに傾いているため、
 パーマの結合を切ってしまいやすい。
・サウナ → 高温と乾燥で、髪の水分と油分が奪われやすいです。

 入るときはできるだけ髪をまとめて、サウナハットやタオルで覆うのがおすすめです。出たあとに軽くオイルやミルクをつけて保湿してあげると、パサつき防止になります。

 

◎ 毎日スタイリングする(つけたくない日はオイルorミルク)

パーマは“ダメージを伴ったくせ毛”のような状態です。
何もつけないと乾燥して広がり、清潔感がなく見えやすいです。

スタイリング剤をつけたくない日は、オイルやヘアミルクを。
自然なツヤと保湿が出て、動きも出やすくなります。
(寝転んでもベタつかず、服にもつきにくいです)

◎ かけた当日のシャンプーについて

当日シャンプーしても大丈夫です。
ただし、
・強い洗浄力のシャンプーは避ける
・お湯はぬるま湯で
・トリートメントをして
・自然にカールが出るように乾かしてから就寝

定着までの72時間は特に注意してください。

【パーマがゆるむ主な原因】

髪がアルカリに傾く

ダメージホールが広がる

内部補修をしていない

髪をまっすぐに乾かし続ける

これらが重なると、形状記憶が弱まり、
「取れたように見える」状態になります。

【よくある質問】

Q. どれくらいの頻度でかければいい?

ショート:2ヶ月に1回(間でカット1回)

ミディアム:2〜3ヶ月に1回(間でカット1回)

ロング:3〜4ヶ月に1回(間でカット1回)

Q. パーマって取れるんですか?
A. 完全には取れません。
パーマは“髪の形を一度作り直す”施術なので、
一度できたカールがゼロになることはありません。
ただし、髪が柔らかい方やケア不足、髪の重みなどで
カールが“弱く見える”ことはあります。

Q. じゃあ、なぜ「取れた」と感じるの?
A. 乾燥や重さ、カットラインの変化、スタイリング方法によって
髪の動きが鈍くなり、見た目のウェーブが弱く見えるからです。
つまり、カールそのものは残っていても、
表面の状態や扱い方次第で“変化して見える”ということ。
ケアとスタイリング次第で、**また動きが戻る(復活する)**こともあります。

Q. サロンではどんな対策をしてるの?
A. ご希望より少し強め(例:希望100 → 施術120)にかけ、
時間とともに自然に落ち着くように設計しています。
髪質・ダメージ・履歴を見て、
負担を最小限にしながらもちと再現性を両立させています。
そして、施術後のケア方法までしっかりお伝えしています。